つい先日、大物アーティストさんが覚せい剤やら何やらで逮捕されましたね。
依存症もいろいろありますが、薬物依存なんていいこと一つもないでしょうに。才能ある方だけに残念でなりません。
さて、そんな私も長いこと依存症と闘っておりました。
なんの依存症かというと、それは“ニコチン依存症”。要するに煙草ですな。
いろいろ依存症というものを調べていると、薬物、アルコール、セックス、その他いろいろあるんですね。これらに共通して言えるのは、それをすることによって快楽を得られるということ。つまり、何かで満たしたい気持ちを代替えするものから得られる快楽・快感によって代用、その依存心が消えなくなり、常習化していくと。煙草なんてものはその中でも代表的なものだそうで、手軽に入手でき、時間帯・シーンなども限定されないので尚のことだという話。アルコール依存症の場合は、重度の依存症になると実生活に支障が出てくることが多いので、周りの人の協力で重症にならずに済むこともあるようですが、それを超えて重度の依存症になるケースもあるようですね。
なんにしても、依存症というのは克服するのがとても難しい病気であるということは間違いない。
そして今回のタイトル、「違法な物に依存するよりiPhoneに依存する方がよっぽど健康的です」に続くわけです。
私の依存症は明らかにニコチン依存症。
最近、テレビのCMなどで“禁煙外来”というのを見かけますよね。“禁煙外来”をインターネットで調べてみるとすぐに情報がいろいろ出てきました。中には
ニコチン依存症かどうかを簡易診断するものもあったりして、試しにやってみると思いっきりニコチン依存症という結果が(笑)。ま、そんなもんだと思いつつ、その質問項目を少し違う視点から見てみました。するととってもシンプルな答えが見えてくる。
要するに、「他のものに依存してしまえばいい」と(笑)。
で、考えたわけですよ。
iPhoneにもいろいろな禁煙サポート的なAppがありますよね?そういうものを利用して禁煙を実感していくのも一つの手だとは思うのですが、私の場合はもうそんなことも言ってられない。
だって、息子ちゃんが
「パパ、長生きしてくれないとやだから、煙草やめて寿命伸ばして」と言ってくれてるんですもん。
そこで自分ルールを決めました。
・2014年5月1日から、煙草を完全にやめる。
・もし煙草が吸いたくなったらiPhoneを使う。
・目覚めの一服代わりにiPhoneで何かする。
・食後の一服代わりにiPhoneで何かする。
・どうしても吸いたくなったらiPhoneに入れてある秘密の文章を読む。
これです。
では秘密の文章とは何か?
そんな秘密というほどのことではないのですが、要するにこれまで煙草を吸う理由としていたことを論理的に否定していく文章。例えば、
ストレスが高まったから煙草を吸ってストレスを解消したい
↓
煙草を吸うことによってストレスが解消するのではなく、煙草を吸うことでストレスが解消すると思い込んでいるだけ
イライラするから煙草を吸って落ち着きたい
↓
煙草を吸うことによってイライラが解消して落ち着くのではなく、単なる習慣で煙草を吸うという行動に出ているだけ
といった感じですね。
そう、“煙草を吸う”という事を客観的に捉え、吸うことを肯定する理由を無くしていくんです。
これだけです。これだけで私は禁煙を継続できています。不思議なものです。もちろん、iPhone依存症はMAX状態ですけど(笑)。でもね、iPhoneへの依存は人に迷惑かけるわけでもないですし、そこで何かしら執筆したりしていれば依存しながら仕事するみたいな事になりますしね〜気楽なもんです。ましてiPhone開けば息子ちゃんの笑顔が壁紙になってる。この笑顔に応えるためだと思う気持ちが強くなり、煙草を吸うこと自体、自分によって何の意味も無いことだとつくづく感じるようになりました。
医師に話を聞くと、“煙草を吸っていたい時間を他の時間に充てられる”、“身体に悪いことはあっても、良いことは一つもない”、“ストレス解消で煙草を吸っているという人は、煙草を吸うことでストレスを思い出してることが多い”など、ほんと、いいことなんて一つもないんですよね。
必ずしもiPhoneに依存することが正しいことだとは思いませんが、少なくとも覚せい剤やらなんやら薬物に依存するよりはよっぽどいい。覚せい剤やお酒にお金かけるよりも、毎月キャリアにお金払ってるiPhoneをこんなところでも有効活用する方が私らしいかなと思ったりしております(笑)。
煙草がやめられないという方、禁煙外来を調べつつも、ニコチン依存をiPhone依存に置き換えてみてはいかがでしょ?
